小児歯科|金沢文庫駅徒歩5分の歯医者、小児歯科|とも歯科クリニック

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小児歯科

小児歯科とは

Pediatricdentistry

小児歯科

大人と子どもの歯科では何が違うのでしょうか。成長期で変化し続ける子どもの歯と、永久歯が揃っている大人、という点が大きな違いになります。子どもの歯は、永久歯を正しい位置へと導き、かみ合わせを含めた骨格形成をサポートする必要があります。

そんな繊細な子どもたちの歯を専門に診るのが小児歯科になります。当院の小児歯科は、0歳から14歳くらいまでのお子様を対象にしています。

乳歯の重要性

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乳歯は丈夫な永久歯が生えるための準備の役割や、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。また、顎の骨の成長や知能の発達、正常なかみ合わせにも影響を与えます。

乳歯だから虫歯になっても問題ない、永久歯に生え変わりがあるから大丈夫と思われている方も少なくありません。その考えは大変危険です。虫歯は感染症であるため、虫歯がある状態で抵抗力の弱い新しい永久歯が生えてくると、永久歯が虫歯になるリスクは高まります。成長に合わせた適切な治療や予防を行うことで、健全な発育を歯から支えていくことが大切です。

乳歯の虫歯の治療方法

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乳歯は永久歯に比べて歯質が柔らかく弱いため、小さな虫歯でもあっという間に進行してしまうことがあります。特に歯と歯の間や溝の部分、歯と歯ぐきの境目など磨きにくい部分は要注意です。

1.初期の虫歯
初期の虫歯の場合、おやつを砂糖が含まれていないものに変える、だらだら食べを避けるなどして歯みがきをしてもらえると、お子様の唾液中のミネラルが乳歯の再石灰化を助けてくれる可能性があります。また、フッ素を定期的に塗ることも効果的です。
2.小さな虫歯 神経にまで進行していない場合
虫歯を削り取って白い材料を詰めていきます。乳歯の虫歯の進行は歯が柔らかいために、大人の歯の虫歯よりも速いです。定期検診で早めに見つけて早めに治療していきましょう。
3.神経にまで虫歯が進行した場合
通常は歯の神経の治療を行い、詰め物や被せ物をしていきます。乳歯の下には永久歯が控えていますので、乳歯の根っこに膿が溜まるようであれば、膿が永久歯の変色や形成不全を引き起こすことがあります。場合によっては抜いた方が良いこともあります。
4.乳歯が虫歯で根っこしか残っていない場合
乳歯は永久歯の交換の時にスペースを確保する役割があるため根っこだけになった場合でも根の治療をして保存することもあります。永久歯に悪影響が出そうな場合は抜歯をしますが、永久歯が出るためのスペースを維持するための保隙装置を入れる必要があります。

虫歯にならないための予防

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ミュータンス菌の感染予防

ミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しない細菌です。
しかし歯が生え始めてから、周囲の大人の唾液を介してもたらされ、数が多いほど虫歯になりやすいと言われています。日常でできることとして、なるべく親などの唾液が子どもの口の中に入らないようにする工夫が必要です。食べ物の口移しや、箸を親子で共有することは控えることをおすすめします。

間食の回数や時間のコントロール

砂糖を摂取したからといって、すぐに虫歯が発生するわけではありません。歯の表面に歯垢が形成され、虫歯菌が酸を作り出すまでにはそれなりに時間がかかります。ですから、砂糖が含まれる食品を摂取したとしても、次に挙げる点に配慮することで虫歯を予防することができます。

  • 間食の回数を決める
  • ダラダラ食べない
  • おやつは1日に○個までと決める

このように、間食の回数や時間、摂取量を管理することで、砂糖を摂りつつ、虫歯の活動も抑制することができます。

歯の質を強くする

歯の質を強くするために取り入れたいのがフッ素です。フッ素は歯の質を強化し、虫歯になりにくい丈夫な歯を作る手助けをしてくれます。
また再石灰化を促進し、歯垢(プラーク)の中にも作用して歯を溶かす酸が作られるのを抑える働きがあります。

当院の予防方法

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歯みがき指導

1.歯みがき指導

お子様が歯みがきを好きになるように丁寧に指導いたします。
歯みがき、ブラッシング指導では、虫歯を防ぐために効果的なブラッシング法を楽しみながら、歯科衛生士が丁寧に指導していきます。

フッ素塗布

2.フッ素塗布

生えてきたばかりの永久歯は、虫歯になりやすく、しかも急激に進行します。虫歯を予防するために、フッ素を歯に塗布していきます。
フッ素の効果は、お子様のお口の中の状態によってさまざまです。フッ素の塗布は歯の生える本数を基準に3ヶ月毎、年に4回を目安とし、医院でのケアを受けることをお勧めします。またご家庭でのフッ素洗口剤やフッ素入り歯みがき粉を、医院でのケアと並行されるとより効果的です。

シーラント

3.シーラント

お子様の歯、特に奥歯の溝は複雑な形をしているので、なかなか歯ブラシの毛先が入りません。そのため汚れが溜りやすく虫歯が発生することもあります。
細かい溝を歯科用の薄いプラスチックでふさいで虫歯を予防するのがシーラントです。シーラントは、生えたばかりの奥歯(6~7歳頃や11~13歳頃)の予防に有効です。

お子様の歯の健康のために意識すべきポイント

おやつの工夫

  • 食べる時間を決める
  • 甘いおやつから歯にやさしいキシリトールなどが入ったお菓子に変える
  • ゼリーやフルーツなど口の中をさっと通りやすいものに変える

食習慣の工夫

  • 軟らかいものからかみ応えのあるものへ
  • すぐに飲み込ませずによく噛んで食べさせる
  • 食べ終わった後は歯みがきをする
  • 歯を磨けない場合には口ゆすぎをする

子どもが歯医者を嫌いにならないために

歯の治療は大人でも気が引けてしまうものです。子どもにとっては怖く感じることもあるでしょう。まずは、医院の雰囲気に慣れるところから始めます。問題なければ治療に移りますが、必要であればお話をするだけや、口の中に器具を入れる練習から行います。子どもが動いてしまう場合は危険を伴うので、治療を中断することもあります。ただ、お話をしただけの時でも「すごいね、頑張ったね、さすが!」と歯科医院に来られたことをたくさん褒めてあげてください。特別な時のお菓子を与えてみるのも効果があります。

また、小さな子どもは午前中の受診がオススメです。夕方ですと疲れが出てきて不機嫌になりやすいからです。子どもの機嫌の良い時間帯、体調の良い元気な時間帯を狙ってみてください。また受診までの間、待合室でリラックスして過ごせるよう、子どものお気に入りの絵本やおもちゃなどで遊んでお待ちいただくのもいいかと思います。